2023
07.16

夏の夜明けに見る夢は、妙に幻想的で、妙に頭に残りますです。
夢が、その1日をふんわりと覆うこともしばしばであります。
おそらくエアコンが室温によって作動したり作動を止めたりする刺激なのかもしれません。

ふと目覚め、
「いま何時かな?」
時計に目をやるまえに、時間を予測いたします。これは習慣になっておりまして、グテングテンに酔っぱらっていても、時間を推測いたします。
だいたいは15分ぐらいの誤差はありますが、当たっておるのであります。

が、このところ、すこし朝が遅くなっておりまして、そして奇妙な夢のせいで、5時だと予測したのに、まだ深夜の2時だったり、体内時計が狂うのであります。

それは嬉しい狂い方であります。
幼い頃、亡父のオートバイの前のタンクにまたがって家に帰るとき、目をつぶり、現在の場所を読んで目を開けたとき、ぜんぜん予測がハズれて、道に迷った感覚が楽しかったことと似ておりますです。

「まだ2時か」
ベッドについてから、まだ1時間しかたっておらず、それなのに濃厚な夢をみた不思議な感覚が面白いのであります。
亀のよーに半年も冬眠するなら、どんなだろう。