2011
04.05

 これは羽田空港待合室で偶然にみかけ、思わずシャッターを切った画像なのであります。

多少、ピンボケしているのはそのためでありましょう。

「マムシ指」
ソレでございます。
この女性の親指をご覧ください。
爪が横に長くひらき、まるでコブラのようではございませんか。

この指の持主は、我欲が旺盛なのであります。
自分の思いとおりにならないと、何をするか分からないのであります。

おそらく、皆様のなかにもマムシ指の持主の方がいらっしゃることと存じますです。
そのお方は、神様からどんな酷いことをしてでも仕方ないという許可証をもらったと喜んでくだされ。

が、この指を友達に持っていたならば、かならずう裏切られると覚悟しなければなりません。

そのむかし、覆面の占い師、銀座ジプシーという老人がおりました。当時78歳。
この銀座ジプシーの情夫となり、占い界を仕切ろうとした女占い師がおりました。
その女占い師の指が、このマムシ指。
事業をすればある程度はなかならず成功するはずであります。
ただ、女占い師の場合は、そのとき46歳。まさによいお味の年齢であります。ところがセックスで関係を持続しようとしたのが裏目に出て、銀座ジプシーは四年後にお陀仏。
ために女占い師の事業もとん挫いたしたのであります。

この指の持ち主、この指の持ち主を愛人にした人は、よほど慎重に、計画を立ててすすむ覚悟が必要なのであります。