2014
06.19

キザっぽく電車内から朝刊メールを配信したくらいにした陰遁間近の6月19日の朝、私メは鬼遁の時盤にしたがい北東へと進路を進めておりました。

着いたところは千葉県の寂れた町。どこかしら懐かしい感じのする町なのでございました。

すでに時間は正午近く。
しかし店々は定休日なのかぶっつぶれたのか開いてはおりませぬ。
仕方なく、恥ずかしげに営業している「なか卯」にて蕎麦をすするのでありました。
そして別に飲みたくもない珈琲をすすけた喫茶店で。

と、あるヒラメキが頭にスパークしたのであります。

メモ帳を広げ、思いつくままにベラベラと書いていましたら、ヒラメキが形つくられるではありませぬか。

アイスコーヒーを飲みほしたのでブレンドも注文。

「そうであったのか!」
と断易命理について確信を持てずにいたところが、詳らかになるではございませぬか。

書物で曖昧模糊に誤魔化されていた個所や、嘘などが整理されて、頭に迫って来て、それを忙しくメモ帳に記すのでありました。

鬼遁。恐ろしく頭の良くなる方位であります。

冷静にものごとを見極めることが出来るのであります。

時間を守らぬお女性を待つことは自分を辱めることであるとか、久しぶりに電話をかけたお女性の真の目的は何かとか。
そういうものが、すべて手に取るように見えてくる方位でもありますです。

が、そんなことより断易命理の裏側のロジックが解けたことは、鬼遁の収穫でありました。

かくなる上は、この町にいても時間の無駄。
短くなった我が人生の残された貴重な時間を浪費してはいけない。

時計を見ると4時10分。
ただちに自宅へと一直線に戻ったのでございますです。

このたびの鬼遁は即応ということでありましょう。