2021
09.23

私メが、占いでお金を得るキッカケとなったのが、この一冊でございます。
まったくの偶然の積み重ねでありました。

断易の鷲尾先生に通っていた頃、声をかけてくれた、お女性占い師によって銀座ジプシーとの縁ができ、そこでTVなど深夜番組に出るよーになり、局で知り合った、仮面占い師が、その知り合いのライターさんに、
「紹介していい? 十傳さんのこと」
ライターさんが手掛けていた占い師本の一ページに、カラスのはく製を肩に乗せ黒いマント姿で載ったのでございます。

その本は、リレー形式でして、今度は私メが知り合いの占い師を紹介するというやり方で、108人の占い師の紹介などで構成されていたのでございます。
ギャラなどありません。

本来ならば、鷲尾先生の教室で声をかけてくれた、お女性占い師を紹介すべきでしたが、そうは致しませんでした。
おそらく、それがジプシー事務所を追放される一つの原因なのだと思い当たります。

それまで個人鑑定を細々とやり、土曜日と日曜日には厚木パルコでの鑑定。
が、占いの収入は、月、10万円を超えることは滅多にございませんでした。

酷い日には、鑑定コーナーに一人もお客様が来ないことがあり、月の収入が三万円以下に落ち込んだことも。
これが数年間も続くのでございました。

さらにジプシーから追放されてからの三か月は絶望などと気取っていられないほどの収入減なのでありました。通帳の残額は五万円以下。
いつかはトンネルから抜けられるという希望などなく、突き当りのある暗い穴を手探りで奥へ奥へと進んでいる心理状態。

現在、たまに占い師の方が鑑定にお見えになることがございます。
「占いで食っていけるでしょーか?」
全員が、このご質問であります。

月、二万円から三万円の収入で、どこまで我慢できるか。
運気とは別にそこがポイントであります。
もちろん現職を辞めてはいけない、であります。
「運気は良い!」
と断じたところで、まだその運気が現実のモノになっていないのですから、占われている占い師さんも半信半疑。ただ勇気を得ただけにすぎませんでしょー。

しかし、低収入で我慢していれば、不思議なことが起こるものであります。

私メの場合、画像の本に掲載されたのがきっかけで、フラウという雑誌から、
「ノーギャラだけど、はみだしで30文字、載せられますが…」
はみだしとは、本文の下の余白をいいます。

そこで、「三千円で男の本心を占います。小野十傳。電話番号は〇〇〇」

そうしたところ、毎夜、電話がかかりっぱなしになりまして、収束した四か月間に80万円ほどの収入になりましたです。

長くなりましたが、平均10万円の収入が、占い師として生活できるひとつの目安になりますです。