04.11
町中華がしずかなブームになっているそうでありますね。
私メも、つられて行って参りましたです。
巣鴨の夕焼けだんだんとかいう商店街にあるお店の、チャーハン。
神楽坂の事務所にほど近い中華屋でも、
「ココのチャーハンは日本一!」
と評判ですが、この店も、また劣らぬお味。
ずいぶん中華料理から遠ざかっておりましたが、この店は日本人が料理し、それも調理場がカウンターの向こうなので安心なのであります。
中国人の経営する店は、
「ぜったいにフケとか鼻くそとか痰を入れているのに違いないのだ!!」
力説するお方がおりまして、その真偽はともかくとして、そーいう話が出てしまうこと自体を問題視し、中華料理に誘われましても、
「それはちょっと…」
敬遠しておったのでございます。
とても美味かったであります。
おそらく、戦争は各国に飛び火し、物価が高騰したり、品不足に陥るのであります。
まずは健康面を大切にするとともに、食い物を粗末にすることを戒めなければなりませぬ。
モリオカでは、老母が買いだめしているネギもジャガイモも、ほとんどすべてが腐る直前。
それを、可能な限り食えるものとして復活させるところから老母への肥料作りがはじまるのでございます。
以前、何かの単行本にも書きましたが、腐臭を放つのは、
「まだ使ってくれ」
という犠牲になった魚や肉や野菜の怨嗟ではないか。
残飯として捨てるのではなく、たとえば魚の頭とかはスープの出汁として使い切ることで、犠牲になった生物が成仏できるのではないか。
不運に泣く方々は、だいたいにおいて食い物を粗末にしているのでございます。
賞味期限切れだからといって捨ててはなりません。
絶対ということはこの世にはないと言われておりますが、この点について
「絶対だ!」
確信をもって宣言することができるのでございます。