04.01
4月からの新しいスクールが始まったと同時に、旅情をそそられる気持ちが芽生えたのであります。
遠い遠い北の、霧の町の情景が心に迫ってくるのでございました。
耳にはチェロの弦のふとい音がスローにひびくのでございます。
珈琲の香りや風の重さまで感じられるのであります。
風は風見鶏をいたずらに軋ませ、春に逆らうような冷たさを運んでくるのでございます。
どーやら、奇門遁甲初等科と四柱推命初等科の講義に疲れたのかもしれませぬ。
なにしろ第1回目は十干十二支の基本からやらねばならず、これがじつに大変なのであります。
講義が滑り出せば、リズムが弾みだすのでありますけれど、そこまで漕ぎ出すのが体力勝負なのでありますです。
今回は、優秀な師範候補生を増員いたしましたから、いくぶん精神的には楽なのでありますが…。
チューハイにしずかに酔いながら、それでも瞼を閉じると、そこは霧の町なのであります。
機は、赤茶けた針葉樹林に手が届きそうなくらいの低空で、かなしい滑走路へと霧のなかをワープするでしょう。
荒れ野をバスは、やはり霧の中をさびしい町へと向かうことでありましょう。
空腹を塩辛いカツ丼で満たすことになるでありましょう。
埃の沁みついた舗道をコツコツと歩き、とある店の扉を開くと、
「まあまあ、久しぶり」
けれど無言で私メを迎え入れてくれるでありましょう。
眼を開けると、そこは盛りを過ぎた桜の大船を東海道線は通っていたのでございます。
コマ落としのフィルムを見ているように人々は階段を上がり、階段を下りているのでありました。
「今日は充実した日であった」
などと、霧の町を夢想したことも忘れ、電車を降りる準備。
そーして茅ヶ崎の駅を、人々に混じりながら急ぐのでございます。
散り染める桜の夜の通りを。
赤い月を。
霧の町を。
あの世へと。
犯罪者になれますか
●背徳者の方がステキであります。
フェイスブックが霧になったらしいですよ。
●十傳より→よくわかりませが、良いことでありましょう。
置かれた環境によって変わるものですね。何ごとも。
ザッカーバーグのような金持ちですらパズルのピースに過ぎないなら、自分はただの破片、いや、ゴミに等しいなと、改めて思います。
●十傳より→同じ種子でも、ところと場所が変われば別の人生を歩むものでございますです。
鑑定デビューできました。初めてお金もらいました。悪くない気分。
先生の鑑定で勇気をいただいたので、一歩踏み出してみました。
十傳スクール通ってよかったーーーー!!
●十傳より→おめでとうございます。これからも宮殿を多くの方々がお待ちしていることでありましょう!
奇門遁甲初等科、四柱推命初等科
二日にわたり有意義な講義をありがとうございます。
たばこを吸いながら伺ったお話
これもまた素晴らしい話で
たばこを吸って良かったと思った次第です。
来月も宜しくお願いいたします。
●十傳より→煙草の世界に引きずり込みましたですね。が、煙草中のお話は講義とは無関係でありますです。誤解されると面倒なので。