12.21
老母とすこし早いクリスマスケーキであります。
モリオカの中心地のはずれにクロステラスという衣類も扱えば直産野菜も売っているというオシャレなのか地味なのか分からないデパートというには寒々とした奇妙な店があるのであります。
買い物を済ましたあと、そこにあるイタリアン・トマトなんとかに立ち寄り、リンゴジュースにアップルパイで一休み。
テーブルの下を、ごらんくださいまし。
骨折した左足をギブスで固めた老母の足が見えるでありましょう。
「痛でどぎは甘めもの食うにかぎるよ」
「何年ぶりだべ、ケーキなんて」
痛い時だけではありませぬ。何かに悩んだ時、絶望にくれた時、孤独になって生きる意味を忘れた時、人知れず痔の痛みに耐えている時など、甘いものが一番であります。
とくに今の時期は、資格試験の不合格が届いたり、恋を失い、精神がズタズタになることも多いのであります。
リンゴジュースでもいい、ココアでも、砂糖を溶かしたミルクでもイイのであります。ゆっくり味わいなされ。
「まぁ、こんな時もあるさ」
と、温かな言葉の滴が心に結晶するはずであります。
「めがったぁ」
と皺だらけの老母の表情にもわずかにゆとりがみとめられましたから、「では…」と、秋田県との県境に近い道の駅の「姉っ子の湯」までドライブをいたしました。
荒涼とした12月の風景は、むしろ気持ちに安定感を与える落ち着きが宿っているのでございます。
「髪、洗いてぇ」
「無理なんだ、その足だば」
温泉は外から見学だけ。
「んだたて、この髪で正月を迎えるのは、おしょすおん」
でも、近所の美容室にいけば骨折したことが周囲に広まるからやんたということで、ふたたび市内にもどり、知り合いがやっている美容室に母をおき、時間がくるまで、私メは喫茶店でクリスマスツリーを眺めるのでありました。
今日の日を、いずれなつかしく思い出すのだろうなぁと、悲しく思いながら、またしてもケーキを注文するのでありました。
いいブログ記事を読ませていただきました。
お母様の足が一日も早く治ることを心より祈っております。
●十傳より→ちと照れますですね。
ほっこり和みました。お母さんの足が早く良くなりますように。。。。先生、甘いものお好きなんですね。可愛らしいですね。
●十傳より→しょっぱいモノも、辛いモノも、苦いモノも好きなのでありますです。すっぱいものはダメ。
ご母堂様の足の骨折、足首だったんですね。
寝たきりにならない部位の骨折で本当に良かったです。
早く全快しますように…。
●十傳より→くるぶしの骨折だったので、寝たきりからはまぬがれましたです。アブナイところでありました。
そうなんですよね・・・私の母も自分の具合が思わしくない等、周りに知られるのを嫌がります。
にしても、思うように動かせない足をはがゆく思ってるお母様、ご自身が一番辛いのでしょう。そのお母様を置いて戻らなくてはならない先生も、後ろ髪引かれる思いではないのかと。
しかし、一週間分のおかずをこしらえてって、すごいですね。男性がなかなか出来るものではないですよ。脱帽です。私は料理が苦手です・・・先生の手料理でお母様の体が少しでも早く本調子になられますように。
●十傳より→煮魚に、おでんに、鶏肉の蒸し焼きに…と冬場なので腐ることはあるまいとはおもうのではありますが…。が、新幹線に乗ると同時に老母のことは忘れておりました。
先生の母親に対する愛情は世間一般より深いんですねー。
確か易者とは肉親にもドライであるべき、とも聞いた記憶もありますが、、、先生にも温かい血流れてるようで安堵しました。
私は心配かけまいと過剰な愛情はなるべく出さないようにしています。愛バレバレですがwやはり何を置いても大事に接するのは開運につながる基本なんでしょうか？親以外には冷めてますけど。死ぬ時は所詮一人と常々思ってますでねー。
私も片親なんで是非お聴きしたい事であります。
男は何歳になってもマザコンですからねー変態的な意味じゃなく。大事になすってくだい。
●十傳より→いっしょに死んでくれる相手を探しましょう。男には母親に代わるお女性は必要かもです。変態的な意味で。
奇問敦甲の本買いましたよ。ネットの情報資材よりもお得です。
ぼちぼち少しずつ読んでいます。でも占いでお金は取りませんけどね。
これと腕時計買ってまた正財死になってしまいました。
処女最後のお金かな・・・
●十傳より→まさかイブに処女を…。ギャギャギャですよそれは。
涙を流しながら読ませていただきました。
足首を骨折された時お母様は、どれだけ痛く心細かった事でしょう。
先生もお母様のお顔を見るまでは心配と不安な気持ちでいっぱいだったと思います。
老いた母親のギブスをした姿を目にした時の先生の気持ちを想うと
胸が締め付けられるようです。
このまま時間が止まってほしい
「それよりも時間よ戻って」 と願ってしまいますね。
一日でも早く痛みが取れますように、キブスが取れますように。
●十傳より→当事者は、あんがいアッケらかんとした感じでありましたですよ。
質問です。方位を取るとき、偏角を適用するのでしょうか？もちろん、あやふやな所には行かないに越したことはないのを承知での質問であります。
実家等、頻繁に行き来する場所が偏角で方位が変わってくるので、どうしたら良いものかといつも思っておりました。
●十傳より→私メは偏角は無視いたしますです。また頻繁に通う場所は免疫が出来ますから、方位は考慮する必要はありませんです。
私も老母がおりましてことしに入り３回も救急車に運ばれました。しかも某ヤブ医者により治るどころか身体が衰弱する一方でかかりつけを変えたのがよかったせいかもとに戻りつつあります。大事に至らなくて良かったですね。あのヤブを陰陽道でもなんでも倍返ししようかなと思っていた次第で。
●十傳より→藪よりひどい土手医者ばかりでありますです、日本は。
ありがとうございました。もやもやがスッキリいたしました。
●十傳より→方位と行動が一致した時に、方位現象が現れるものであります。