2011
07.01

部屋にいても暑いばかりなので、浜へでてみました。
これでもいちおう、節電を考えているわけです。
浜へでれば、その間はクーラーを使用せずに済むわけですからね。
暑さだって、海辺ならば納得できるというか、仕方ねぇなぁって太陽を仰ぐことで許せるわけです。

真昼の浜は、静まりかえっておりました。

海の家は準備万端って感じであります。
男と女が出会ったり愛しあったり、粘膜を刺激しあったりするのでしょうか。そして最後に憎んだり恨んだりするのでしょうか。

ゆく川の流れはたえずして…って一節が頭にうかびますですね。

男女が愛欲にただれる夏は到来していますが、去年の男女ではなく、主役は今年恋にデビューする若い男女なのであります。

防砂林の松の枝にかわいいパンティーがつるされる夏が、ああ到来しているのですねぇ。

汗をぞんぶんにかいて家にもどりましたら、ロメオが私を出迎えてくれました。
こいつらイヌにとっても過酷な暑さの夏なのであります。

最近、妙な不安に襲われることがございます。
原因はわかりません。
得体の知れぬ魔手がのびて捕まえられるような、原始的な不安なようであります。震災の影響であることは間違いないとおもわれます。

人間には未来というものを持っております。
イヌにはそれがございません。

この未来という妄想が、やはり妄想に過ぎない不安をかきたてるのでありましょう。

夏の流れに身をまかせ、ただれきることだけが幸せなのかもしれませんですね。