2011
07.18

台風が接近しておりまして、波が荒れているのでございます。
熱風が砂浜を南から北へとなめていますです。

ほんじつの湘南の海は、どことなく北欧の海のようなコバルトな色をたたえているのでありました。

サーフィンにはかっこうな波だと思うのですが、彼らの姿はございません。
しょせんはナンパの道具としてのサーフィンなのでありましょう。

好きだとおもっているほど、じっさいは好きではないこともございます。
とくに日本人はその傾向が大。
スキー好きだったはずなのに、スキーが下火になると興味を失うように、これは愛情面でも多々あることでございますようでありますね。

恋愛も思い込みとかの要素が強いのかもしれません。
流行に影響された恋ってのもあるのかもです。
いや、ほとんどがソレなのかもしれませんです。

きっとやがて、
「わたし震災孤児なの…」
を武器にして恋に勝利する女の子が現れるんでしょう。
可哀想だという意識が恋と同化することは、むかしからあったことでございますし。
震災の恩恵といいましょうか、あと十年もすればそういう恋が流行することであろうなぁとかんがえたりするのであります。

そんな、めんどうくさいことを考えるより、水着のネェチャンを眺めている方が楽しゅうございますですよね。
どんな老婆になるのかなぁと想像しながら、小麦色に日に焼けたネェチャンを眺めるのでありました。

最近はトンと「小麦色」とか「ブロンズ色」とかの言葉もなくなり、「美白」の言葉に支配されつつあります。
女の子だけでなく相当な御年輩のお女性も、手首まで黒いシャツを着て日に焼けるまいと頑張っております。
デートしているお女性も同様。
ならば、いつその美白の肌をみせるのでありましょうか。
私メなどは、日焼け防止の服を着てデートしている姿を見ていますと、
「はぁん、これは本命の男ではないのだな。だから黒子装束をしているのだな」
なんて意地悪く解釈してしまうのであります。

まぁ、どーでもいいことでありますけどね。