2011
07.20

大騒ぎするほどの台風ではありませんけれど、今日は朝から雨。
すこし前までは、淫雨だとかいって、こんな雨の日は官能的になったものでありました。

振り返りますと、雨の日は恋を叶えるには最適なのかもしれません。
「雨になりましたね」
と初デートに駅で雨空を見上げたりしたときから恋が始まっていたりしたものでありました。

夏の雨は熱気をさましてくれるので気持ちがいいのであります。
傘もささずに、濡れたシャツを肌にはりつけて歩いている男女の高校生のすがたを、どこか懐かしく眺めたりしております。

雨の音をかんじながらホテルの一室で悦楽をむさぼりあうのも、また、一度は体験したいフシダラでありますね。傷つけあうくるしい恋にあっても、ゆいいつ、あとになってから微笑ましくおもえる想い出になることでありましょう。

窓をつたう雨粒を、ひさしく見ていなかったなぁ、なんて感じているのでありますよ。
前ばかり見ず、たまにはボンヤリと雨の色をきくのもわるくありません。

感傷にひたるのはこれくらいにして、さてさて、女盛りのカメ子の餌がなくなりましたから、これから買い求めにいかなければなりませんです。