2011
08.20

べつに福島ガンバレなんて応援するつもりはございません。
が、今年の伏死魔のお桃ちゃんは絶品なのであります。
これはまごうことなき事実でございます。

セシウムを浴びているかなどどうでもよいこと。
福島のヤンキーネェチャンって感じで、たっぷりと蜜がはいっていまして、これでは死んでも構わぬだろうというほどであります。

濡れた桃の繊維が甘さをたたえたまま喉チンコに絡みつきながら胃袋へとすべりおちていくのでございます。

スーパーに行きますと、伏死魔産のお桃ちゃんがグレたような安い値段をふられて並べられているはずでごさいますです。

一発おわって、ラブホから出て、無言で河原などを歩いているような抒情であります。
いつもなら歯をみがいて「じゃぁ元気で」と別れたいのに、どうしてか優しい気持ちにさせられるのであります。
「これから予定あるのか?」
なんて聞いたりしてしまうのであります。
「怒ってるのか?」「後悔してるのか?」と女の気持ちが気になるのであります。
「オノくんさぁ…」
と言われて、一歩後ろをあるく彼女をふりかえると、
「無理しなくていい。帰ってもいいよ」
とうすく笑われ、しずかに傷ついてしまう自分に気づいたりするのであります。
もっとやさしい気のきいた言葉をかけてやりたいのに、それのできない自分に滅入ってしまうのでございました。

やさしい言葉をかけると、本命の彼女との関係がややこしくなると計算する自分なのでありました。
愛してはいないけれど、魂が吸い込まれ、とかされていく女なのでありました。

伏死魔のお桃ちゃんは、スーパーの棚のなかで、そうやって腐りかけているのでございます。

「そういう女とばかりつきあっている、取り返しのつかないことになるぞ」
四十年前に亡父から言われたことばでございます。
その言葉に逆らったために、お桃の美味しさを知ってしまったようであります。
亡父はそれを知らずに死んだのでありました。

2011
08.19

カメ子の食欲が凄まじいのであります。
秋の近い子ことを感知しているのでしょう。
彼岸過ぎは長い冬眠にはいるので、それまでに栄養をつけなくてはなりません。
・目がいきいきしているか
・足の付け根が太いか
・喉の状態はイイか
この三つが冬眠にはいるための条件であります。
ひとつが欠けていても冬眠させることはできず、そうなったら人工太陽でひと冬あたためながら餌を与えなければならないのであります。
カメには横隔膜がありませんから、風邪をひかせたら、これが致命傷になるのであります。
つまり痰が喉に詰まって窒息死。

が、画像のように元気になつき、私メの指を餌と勘違いして飲みこもうとしているのでございます。

さて、もう一匹のイヌ、ナッツが帰ってきました。
ところがグッタリ。
完全に夏バテであります。
あづかり先の家では、おそらく、電力不足というデマの報道を信じてクーラーを節電していたのでありましょう。
さっそく牛乳を水でうすめてやりましたところ、少し元気になりました。
でもよろよろとベッドの下にもぐりこみましたので画像はナシであります。

2011
08.18

このヤル気のない画像からもお分かりのとおり、食欲がありませぬ。

火炎放射気で炙られたような熱風が茅ヶ崎を襲っているのでございます。
みだらなほど汗が吹きだしましてバスタオルはずっしりと重いのであります。

夏が発狂しているのでしょうか。
焼き鳥を喰いたいような気もしますが、酒を飲めばまた汗をかくだろうとおもうと、焼き鳥を食いたい気持ちも錯覚なような気がするのであります。
性欲も減退しているのであります。

高校野球を好まない私メは、この時期、戦争映画などをみるのであります。戦争映画は一種の精力剤でございます。不思議とみなぎってくるモノをカラダの奥に感じるのでありますが、本日はそれも効果がありませんでした。
効果がなくてイイのでありますけれど。

しかし、戦争映画を大画面で映しながらHにひたるという趣向はどうであろうかと頭の隅でおもったりして、ああ、なんと暑苦しいのだと汗をぬぐうのでありました。

昼間に中華屋で焼きビーフンを注文いたしました。
そのとき高校野球の中継をしているTVを、「うるさいから止めて」とジョークで指差しましたところ、暑さで声が大きくなってしまい、お客は一同シーンとなってしまいました。
我ながらドラゴン松本みたいだと苦笑した次第であります。