2011
08.01

夏にしては涼しい日々がつづき、するとラーメンへの郷愁がわいてくるのであります。
「博多ラーメンを食いたい…!」

そこで一路、50キロ先の小田原まで車を飛ばしたのでありました。
ラーメン宿場街という、横浜のラーメン博物館を目指したけれど意気込みでも負けたというところがございまして、そこの一店が、のたっとした味とけだるくぬるい汁で博多ラーメンの良さを出しているのであります。

私は、いつも海苔に、コショウを振りかけた、ばりかたの麺をつつみ、汁にひたして食うのを常としておりますです。これがじつに美味いのです。

博多ラーメンが久しぶりのこともあり「うまーい」を連発し、かえって店の奴らを心配させたようでございました。「ほめ殺しで、あとでクレームつけられるのでは…」とか「そんなにまで褒められるほど美味いないはずですが…」とか「ちょんまげを結ったヘンな奴だし…」のような表情で、ちらちらと私を見ておるのでございました。

替え玉をみっつも食ったので、いささか胃袋のうえのほうがピリピリひきつりますです。

腹ごなしに昼の歓楽街を散歩。
私は小田原の夜を知りません。行き交うネェさまのセンスが地方都市ですことからみて、夜はたのしそうであります。
ケバイのが好きなのであります。
この、エレガンスバー、ホワイトスターの「当店のスターレディ」に囲まれてエロ話をしたいものであります。じゃんけんして勝って徴収したパンティを胸のスーツのポケットに飾ったまま、彼女たちとアフターで焼肉をくっても面白いでありましょう。

アイ・シャル・リターンなどと声に出してつぶやきつつさびれた古い町、小田原の通りをあるく私メでございました。
どことなく異国の雰囲気がしたのは、そろそろイタリアあたりに行きたくなっている証左なのかもしれませんです。