2021
03.08

十傳スクールの、「新版奇門遁甲初等科」と「断易初等科」のテキストの配送を始めたのであります。
リモート講義なので、教室でお配りすることができませぬ。

以前でしたら、皆様に手渡しで配っていたのですが、みんな夢のよーであります。
もっと以前、スクールをスタートさせて間もないころは、まだ受講生の数も少なく、神楽坂の事務所に収まる、10人から12人ほどでありました。

画像は、こんな頃、初回の講義のさいに、ゆで卵に、皆様の似顔絵を描いて、
「どーぞ」
とオマケを付けていたのでございます。

夢のよーな頃のことでございます。

リモートでの講義はソレができません。

画面に向かって一人で喋っているワケでして、
「自分はいったい何をしているのだ」
ときおり、気がふれた老人ではないかと思ってしまうことがあるのであります。

ああ、こんな時もございました。
セミナーでありましょーか。

マスクとかそういうものとは無縁の時代でございます。
弁当とかオヤツの手配をしたり、アシスタントを揃えたり、華やかでございました。

リモート講義は、旅費とか宿泊代とかがかからない利点は素晴らしいのであります。
私メも、皆様の顔色具合を見て、講義の力点を探ることなく、チョンボせずに同じ濃度で講義しますから、それはそれなりの使命感達成という満足度は高いのでございます。

極端に申しますならば、対面講義より、リモート講義の方が、高度で密の内容になっていることは紛れもない事実であります。

しかし、やはり空気は大切でありました。
「あの時の講義で、あんなことありましたね」
などのエピソードという思い出がたまるのも楽しいのでありました。

また、いずれは対面での講義をすることになる日が来るのでしょーが、まだ先のこと。
今年も、リモート講義を充実させてまいりたいと思いますです。