2021
03.31

奇門遁甲月盤で、4月の南西に天遁が輝いておりますです。

昨年から引っ越しの相談が多く、なぜか運の良いお方は南西への移転を考えているよーであります。
しかし、事業を営んでいるなら、その天遁を有効に生かせるでしょうが、経営者でないのなら、南の乙×甲の、これもまた大吉方位をお勧めする次第であります。

天遁と言いますのは、丙×戊に加え八門が生門のスリーカードが揃う方位であります。
つまり丙×戊は丙奇得使でありまして、その丙奇得使よりも強烈な財利を呼ぶ作用がございますです。
有力者のバックアップを有効に利用し、莫大な財を掴む方位として、金運の王者格とも申せますです。
ただし、その分、気が荒くなりますから、一般の方々は、給料据え置きのまま気ばかり荒くなるわけですから、考えモノであります。

天遁の象意を、奇門遁甲中等科あたりのクラスで述べるならば、丙は太陽。戊は山。丙奇得使は、日昇東山であり、さらに生門が付されますから、「天の恵み」という力が備わるのであります。
この場合の戊の意味する山は、単なる山ではございません。
「泰山」であります。

四柱推命の師に、阿部泰山というお方がおりましたが、彼は、この泰山から名を付けたのであります。
泰山とは、山の中の山。聖山であります。
しかも「斗」の意味もございます。
斗とは天帝の車であります。
中央の気を、東西南北の四郷に臨んで統制するのでございます。
そして、陰陽を区別し、春夏秋冬の四時を支配し、五行の配分を均等にする力もあり、二十四節気の巡りを正しく動かす力も有するのであります。

これらを称して、「泰山北斗」と申しまして、最高の通称なのであります。

ですから天遁は、その分野の第一人者になり、後世に影響をおよぼすのでございます。

チャンスは何度も訪れることでありましょう。

が、天遁のパワーに見合った環境にあるお方でなければ、かえって位打ちになるかもしれませんです。

ちと、くどくなりましたが、次に使える天遁が到来するのは何年も先になることでありましょう。

私メも…。
じつは私メも南西の地に事務所移転を真剣に考えましたです。
神宮前あたり。

思いとどまったのは、移転が億劫だったのもございますが、私メの仕事の内容が、天遁に適合しているかどーかを考えたからであります。

「自分の仕事は皆様の運気を上げることであり、事業の拡大ではない」
の結論に達したのであります。

それに…遁甲を知れば。
いやいや、喋りすぎましたので、ここで打ち止めにいたしますです。