2022
10.05

寒い寒いとキャスターが大騒ぎしているほど、関東は寒くはありません。
だいたいにして気温15度では寒いのではなく、涼しいと表現してもらわないと、真冬の寒さはどー言うのでありましょーか。

しかし、やっと暑さから解放されたので、今夜は、
「ボルシチ!」
世界三大スープの一つだとか。

岩手県の産直でもとめたビーツが大量にあるので、それを使わないといけないと思っておりましたです。
牛肉は省略しましたが、これで十分であります。

多くのレシピでは肉をふつうの牛肉を使っておりますが、これではボルシチの上手さは半分しか味わえませぬ。
今回は、
玉ねぎとニンジンを炒めて、茹でたビーツと合わせるだけにしましたが。
コンソメで誤魔化しまして、なかなかのものでありました。

料理も冬のバージョンに切り替える時ですね。
夏場のキッチンは、暑さとの勝負でして、息も絶え絶え、汗はダラダラでございまして、レンジを活用することで、なんとか切り抜けましたが、これからは大丈夫。

お肉のことを、チラッと申しましたが、お勧めのお肉は、スジ肉でございます。
これがボルシチを最高の芸術品に仕上げるポイント。

「固いんじゃないの」と首を傾げますか。
狼少女を上質なお女性に教育することをイメージなさいませ。
くつくつと3時間ほど煮込むのであります。
不要な脂身を取り除き、それをボルシチのベースにするのであります。
「圧力釜だと20分でできますが…」
いやいや、ダメであります。

燃料費高騰のこの時期こそ、くつくつと贅沢に燃料の無駄遣いを楽しむのであります。

本日は、鶏肉をメインにいたしましたです。

寒冷の季節のはじまりを祝う料理でございました。