2022
10.14

鑑定ではないので記します。
年老いたお女性アーティストからお電話を頂きました。
「最近、深夜の2時になると空気清浄機が唸りだすんです」
きっと、祟りだ、と仰るのであります。

深夜2時は、丑三つ時。
陰の気が非常に高まる時間帯でございます。

不眠症気味で、なかなか寝付かれない。
眠ったと思うと、空気清浄機が唸りだす。
おそらく部屋に魔物が侵入しているに違いない。
こう力説するのであります。

ならば空気清浄機を止めてお休みになれば…と言いますと、
それはできない。
「問題はそー言うことではなく、祟りを何とかしてほしい」

同じようなことがございました。
ずいぶん前のことであります。
或るお女性と付き合っていまして、美人でありました。
ところが、なぜか男と長続きしないというのであります。

なぞは、直ちに解けました。
彼女の屁の臭いが強烈なのであります。
自分では知らないかもしれませんが、寝入り端に、プスッーッとするのでありましょう。
100年の恋も、これなら覚めてしまうほどの悪臭。頭痛と嘔吐が一度に襲ってくほど。
寝うんこかと思い、調べましたらうんこではないのでありました。

そこで誕生日に空気清浄機を贈ったのでした。
お泊りの時に、観察しましたら、彼女が寝入った直後に、空気清浄機は最大の稼働を始めるのであります。

老婆のアーティストに、
「厚い布団をかけてみてください」

結果待ちです。
寝小便ならぬ寝屁であれば、空気清浄機は唸らないはずであります。