10.10
奇門遁甲には例外盤が存在することは、前々から述べております。
新版奇門遁甲初等科において、奇門遁甲の作盤はあまり触れませんでした。
地盤と天盤にすこし解説した程度であります。
いままでのスクールでの経験から、作盤については、拙著「奇門遁甲術入門」の巻末の盤と、テキストと一緒にお配りした例外盤をご覧いただけば、それで済むからでした。
盤作りより、活用方法が大事だと痛感したからであります。
そして、その考えについて変わりはございません。
ただ、
「作盤については別に時間を作って、セミナーとして希望者に講義しなければならないだろうな」
とは思っておるのであります。
奇門遁甲の例外盤には三種類ございますです。
・天盤地盤の例外盤
・八門の例外盤
・八神の例外盤
この三種であります。
このうち、八神の例外盤は、「奇門遁甲術入門」の巻末の盤に年盤、月盤に限っては吸収されておるのであります。
八門は、直符、螣蛇、太陰、六合、勾陳、朱雀、九地、九天で構成されておりますです。
その「直符」が、盤のどこに置かれるかで、八神の配置は決定されますです。
その時の干に直符を置けばイイのであります。そして、天盤甲と直符はセットになります。
が、その時の干が中宮したとき、他の八神の配置は不可能になり画像の
例外盤が発生するのは、その時なのであります。
画像の陽三局が、それ。
庚の時です。
しかし、庚は中宮。
そこで直符は、艮の位置に置かれているのでございます。
ながながと、小難しいことを得意げに述べてまいりましたが、作盤のセミナーを三回に分けて、11月あたりから始めよーかと思うのであります。
知らなくても奇門遁甲は活用できますです。
しかし、知ることで奇門遁甲の謎みたいな分野の一つを制覇できるのであります。
11月20日にするか、12月18日にするか、腕を組んでおるところです。
受講費は三回で55,000円を考えておりますです。
やはり来年でもいいかとも。