2024
03.10

東京までの新幹線のチケットを買う時、この駅を使いますです。
日本でも数少ない、古い駅舎のひとつではないでしょーか。

緑の窓口には、やる気のない年寄りの駅員がいるだけ。
並ぶこともございません。

この駅は、明治の頃に、鉄道が敷設されるときに、モリオカ駅になる候補にあがっていたのであります。
しかし、住民が反対したとか。

「やくざやドロボーがくる」
「疫病がもちこまれる」
などの理由であります。
そこで、現在のモリオカ駅にむりやり設置したらしいのであります。

ここがモリオカ駅になっていたら、随分と街のあり方が変わっていたことでありましょー。
もっとも、それが良かったか、どーかは別として。

運を掴むとき、それはあるキッカケがあり、そのキッカケによって運は連鎖的に動き出します。
キッカケは、一本の電話の時もありますし、病気をしたために逆に運勢が開くケースもございます。
そして、多くは、後になってから、「あのときなんだ」と振り向くものであります。

「今年は良い年だ」
と、占いで判断したとしても、一年、365日、朝から晩まで幸運に溢れているわけではございません。
その年の、ある日、ある一瞬であったりするのであります。

反対に、悪い年だと判断されたとしても同じこと。

いや、占いを学んでいれば、悪い運を逆手に取り、良い運に変換することだって可能なのであります。
この不思議な運の作用を、否定するお方もございます。
否定するお方は、運を否定するのではなく、否定したいのだけなのかもしれません。

そーいえば、駅自体の存在を拒否した町がございます。
丹波篠山。
デートの待ち合わせ場所を橋のたもととか、城の大門の前とかにするのかどーかを質問したわけではないので分かりません。