03.12
いまならＴV局や制作会社からオファがあれば、反射的にＮＧを出すのですが、当時は…。
当時というのは1993年ですから、ほほぅ、30年以上も前になってしまいました。
当時は、ビジネスチャンス！ とばかり飛びついたのでした。
画像は、私メが銀座ジプシーさんと関りをもった10日目のことでございます。
事前に、占っている現場を撮り、それをキャスターが見て喜んでいるフリをしているところであります。
７月27日だったと記憶しております。
「乾兌離震巽坎艮魂」と唱え、「住む処無くして将に住む処を生ずべし」
ゆっくりと神蓍を回すというスタイルはこの時に出来たのでありました。
そして、
「１月生まれの方、迷うなかれ、疑うなかれ、汝は太陽の化身なればなり」
と12月生まれの方…まで適当なセリフを吐くのでありました。
調布のボロアパートに、タクシーでの送り迎えがありました。
で、タクシーで送られアパートに着いたら、電話があり、それは老母からでありました。
「なんだえん！」
と一声。
「落ちるところまで堕ちたと、お父ちゃんがカンカンだよん」
また同級生からも、
「借金でもあるのっか？」
なんと岩手県でも映されていて、偶然に見られていたとは…！
東北では、TVに映されることは恥ずべきこととする気持ちの強い人が多いのでありました。
いまではどーか分かりませんが、少なくても、その気持ちは私メの心に宿っていますです。
なので、断易の師匠の鷲尾先生に見られていたら…内心は冷や冷やでありました。
「チンピラ易者になってしまったか…」と。
けれど当時は、チンピラ易者でも良いから、お金が欲しかったのでありました。
出演料、３万円に飛びついたのであります。
ゾッといたします。
いくつかのＴＶに出て、録画を撮りましたが、いまだ一度も鑑賞したことがございませんです。
