2025
03.13

タラバをいただきましたです。

贅沢にも、カラからむき出して、ナイフとフォークを使い、ステーキを食うように味わうのでありました。

人間は、じつに燃費の悪い生き物であります。
1日に3度の食事を摂ります。
一食ぬいたとしても、二食まで抜くと、フラフラに眩暈してしまうのであります。

しかし、三食取って、ダラダラとすることに、じつは激しい罪悪感を覚えてしまうのが私メであります。
生き物を犠牲にして、命を長らえているというのに、ただ無為に長られえていてイイものかと、何もしなかった一日の終わりに軽い自己嫌悪に陥るのであります。

元来の貧乏性だからなのですが、賞味期限切れでも食うよーにしています。
大根の皮とかも捨てられぬのであります。
キャベツの芯もこまかく千切りにしてしまうのであります。
卵かけご飯の、茶碗にのこる卵黄を、ナメはしませんが、海苔ではだけて喰ってしまうのであります。
むろんラーメンの汁はすべて飲み干しますです。

では、さて、この世に有為に過ごすことなどあるのでしょーか。

ありはしますまい。

無為も有為もないとすれば、「美味い」と犠牲になるものを口にする以外はございませんでしょー。

このカニの殻も茹でてスープの出汁にすることでありましょー。

どんなものでも美味しくたべる、中国のモノやマックやチョーセン料理を避ければ、おのずと運は開けてくると、それだけを信じて味わうのであります。