2026
01.22
亡くなった叔母には3人の孫がいて、このたび初めて会いました。
500メートル以内に住んでいるのに、初対面であります。
葬式とはとういう場かもしれませんです。
上が中学二年生の女子。
葬儀のあいだ、観察しますと、この子の表情が暗いのでした。
気になる暗さでありました。
彼女の祖父に当たる、私メには外戚の叔父。
発狂した挙句にガス管をくわえて自殺した人であります。
その男がふと見せていた暗さでありました。
そこでお小遣いを手渡してやりましたところ、すこしなつきました。
やはり犬には餌、人間にはお金であります。
そして、火葬の最中に、
「わたしは何になればイイんでしょーか?」
と、私メがロビーに出たところを追いかけてきて、尋ねるのでした。
中二ですから来年は高校受験。
進路決定を中学校側から迫られているのでしょー。
「お金持ちになることだね」
単純明快に答えました。
意外な回答に「?」みたいな表情が刷かれましたです。
彼女は私メが易者であることを知っているはずであります。長髪を後ろに縛り白髭をたくわえ、、全身黒の喪服。ワイシャツも黒というマフィアのいでたちである老人の口から出た言葉を消化するのに時間がかかったよーであります。
不信な表情の彼女の手をそっと握り、
「どうかお金持ちになってください」
ニュアンスを変えた言葉の意味に納得したのか、みるみる涙をうるませ、声をふるわせました。
「はい、はい、はい」
生活に苦しみ、けれど妙に陽気だった祖母の生前がよみがえってきたよーでした。
2026
01.21
四柱推命の奥義、調候用神法において、冬は凍結してはいけない、太陽があり地面が暖かく春を待つ命式が最良とされております。
が、これは内格であって、外格は違います。
もう寒いなら、徹底して寒いのが良く、南氷洋に浮かぶ巨大な氷山であれば人々の目を楽しませるだろう、などとされております。
そんな自然現象から人間の運命を推理するのですから、最初は戸惑います。
人も自然の一つという考え方。
四柱推命は中国の二大推命の一つとか言われておりますが、調候用神法に限っては、もはや日本の四季の中で育ち研究された占いなのであります。
文化大革命のあと、中国では占いが感じられ、多くの原書が台湾に運び出されたとか。
日本の易者が、台湾に買い出しに赴き、幾度となくダマされ無価値の占い本を買わされたという話は知られざる事実であります。
そして現在は、苦労の挙句ほとんどの原書は日本の易者の手にあるとされておるのであります。
以前、私メが若い頃、高名な易者が死んだと聞くや、マニアは古書店に走ったということでした。
易者の家族が「こんな古本に大金をかけやがって!」と腹立たしさに、古本屋に売り払うらしいのでした。
私メの手元にも、多くの古書がございます。
推命本だけでなく断易の原書もございます。
が、それら原書を活用したのは手に入れた10年後だったりいたします。
漢語なので読みずらいのが原因かもしれませんが、実力が原書を紐解くまでに至らなかったというのが実際のところでございましょー。
東北地方は、何十年に一度の寒波が襲来するらしく、いまモリオカで嵐の前の静けさを堪能しているのでした。
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2026
01.20
モリオカへと向かっていたのでした。
新幹線は東京をはなれ一路北へ。
ふいに物音が消えたと感じ、すると車窓は一面の雪景色。
寒波が近づいているのであります。
ああ、13年が経つのだな…。
脈絡もなく、そー思ったのであります。
十傳スクールをスタートさせて13年であります。
早いものでございます。
とうしょは、こんなに長く続くとは思っていませんでした。
鷲尾先生との約束があり、預かったノートを教授するだけだから3年ほどで終えるはずだったのです。
それがいつも間にかです。
対面講義からリモート講義に変わりましたが、かつての受講者の方々をふと思い出すのでありました。
あと何年やれるのか…いささか心配ではありますか、なんとか頑張らねばと心と体を律している次第であります。
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