2012
06.10

散歩中に、あるアパートの前にとめられていたバイクであります。
「人生」
という文字が、粗末なテープのつぎはぎで作られていたのであります。
ほかにも、文字があるではありませぬか。
私メが若い頃には「必殺仕置人」とかTVドラマの影響で、しかし、ちょんとしたパネル文字で車のリアウィンドウに飾られていたものでしたが。
「人生」という文字も、なにかドラマと関連があるのでありましょうか。
それとも、持ち主の趣味というか、信念なのか。
私メにはとても真似はできませぬ。
「ウンコ」とかならやれます。
「盗むな」も考えつきます。
そういえば清水寺で「天皇」というTシャツをきていた黒ンボさんがおりました。
もしや、このバイクの持ち主は外国人なのかも。
しかし、バイクを買うくらいなら、「人生」という文字をセレクトするかどうか。
「オマンコ」の字なら避けるでしょうが、「人生」となると分かりませぬ。

バイクの近くでは、ミラーも驚いたのか、ひっくり返っておりました。
ナンバーは横浜。
恋人の住む部屋に「人生号」を走らせたのでしょうか。
「好きだよ」という代わりに「人生だよね」と囁くのでありましょうか。
人生号の持ち主がお女性といえなくもありませぬ。
いやいや、ホモだちかもしれません。
倒れたミラーがキンタマとサオのように見えてくるから不思議であります。
そして消火栓。
暗示的なのであります。
自分なら、なんの文字にするのか。
ずっと考えているのでありますが、わかりませぬ。
「運命」はちょっと。
まてよ、「じんせい」と読むのじゃなくて「ひとお」とか、とういう持ち主の名前かもしれませんですね。
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十傳の日記 /
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2012
06.09

三年前から、卵を産みはじめた亀のカメ子でありますが、今年も一回目の産卵をしていたのであります。
10日ほど前から食欲がなくなっていたので、「そろそだな」とは思っていましたが、「もしや病気なのでは」とも心配しておりました。
人間のお女性が初潮を迎えるのが、だいたい中学生とすれば、カメ子もその年ごろなのでありましょうか。
亀の寿命は60年らしいので、人間と同じとみれますし、私メの庭にカメ子が迷い込んできてから十年以上もたちますから、おおよそ16歳くらいかと推定しているのでございます。
カメ子もムズムズするお年頃。
無精卵を産む虚しさを味わっているのでありまょう。
たまに運動をさせるために部屋にはなしますと、窓のサッシの角などで甲羅を、飽きずにゴリゴリさせるときがあります。
痒いのかと解しておりましたが、じつは一人エッチだったのかもしれませぬ。

彼と交わったあとに、部屋でシメの一人エッチを愉しむ人間のお女性も多いようでありますね。
お女性の一人エッチも千差万別で、だいたいのお方はローターを隠しもっていることも面白うございます。
またうつ伏せ派、仰向け派と、まこと微笑ましいのであります。
哀れなのはカメ子であります。
サッシの角でゴリゴリでありますからね。
何とか相手を探して、この世の幸せを体験させてやりたいのですが、いまのところ良いアイディアは湧きませぬ。
手で運んだ餌でないと食いませぬから、本能は退化しておるでしょうから、いまさら池に放しても、おSEXどころか、生きていくことさえおぼつかないはずであります。
「そんなにコリゴリが好きなら、ほぅら、こんなのはどーだい?」
と、刃を潰したノコギリでゴリゴリすべきなのでありましょうか。
「あ、イイ…。でもちょっと痛いかも」
なんて言われるかもしれませぬ。
「指でやって…」
おねだりされたりして…。

妄想しながら、さくらんぼうを添えてみました。
カメ子の卵を茹でて食べようとしたことがございましたが、ダメでありました。
かなり時間をかけて茹でたのですが、ヘチャッと潰れ、それがちと気持ち悪くなり、以後、庭木の根元に埋めることにしております。
なかなか栄養があるようでして、庭木の発育に適しておるのであります。
いまカメ子は性欲より、食欲が旺盛で、10日分の栄養を取りもどそうとするかのごとく、大量の餌をむさぼり喰らっておりますです。
まずはメデタシ、メデタシでありました。
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ワンコ物語 /
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2012
06.08

ムハッと気温が上がりまして、辛いモノが食いたくなり、朝鮮料理屋に行ったのでございます。
「おお、イージーライダー!」
おもわず隠し撮りいたしました。
奥のお女性のファッションですよ。
イージーライダーとは1970年初頭のアメリカ映画であります。
ピーター・フォンダが、このようなデザインのヘルメットをかぶってオートバイを運転していたのであります。
バイク小僧だった私メも、白いヘルメットを、このように加工したものでありました。
当時は、まだアメリカ嫌悪の情が薄く、それどころか「アメリカンナイズされた少年」と田舎で言われておりました。
いえいえ、申したいのは、彼女のような奇抜なファッションをするお女性についてであります。
派手でセクシーなファッションは男にとって、とても微笑ましい風景の一つでありますが、お女性の間では問題かもしれませんですね。
これがブランド品でかためた日には、嫉まれて、悪い噂を流され、あるいはチクチクと陰惨なイジメにあうことは間違いないことでしょう。
なぜ、そうなるのか。
それは簡単明瞭。
自分の恋の宿敵となるからであります。
占いのお好きな方々は、この簡単な常識を知らずに、
「自分は同性から毛嫌いされる宿命なんだ」
と間違った判断をしがちであります。

しかし、ひと言でイジメからまぬがれ、可愛いがられる言葉がございますです。
「わたしの理想的な男はね、お笑い芸人の、カンニング竹山なの。なぎら健壱も、目の前にいたらメロメロになるかも」
これでお女性さんたちは警戒を解くのであります。
なにしろ自分の恋の宿敵ではないと判断するからであります。
あとは、ご自由にイケメンと恋愛すればいいのであります。
「嘘つき!」
といわれたら、
「えっ、だって彼はなぎら健壱にそっくりよ」
ニコニコとしていればいいのでございますです。
なんてことを考えつつ、温麺をむしゃぶるのでありました。
不運のすべて運に押し付けてはなりませんですよ。
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独断的恋愛論 /
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