2022
03.04

10代の中頃に遊びで作った新聞紙人形でございます。
ひな祭りには、コレを飾ることにし、男根の健やかな成長と、健康を祈るのでございます。

上巳の祭り。
3月3日は、奇数で構成されておりまして、忌み日でございます。
5月5日も、7月7日も、9月9日も、そして1月7日を加えて、五節句。

雛人形は本当は川に流して、汚れを祓うのがあるべき姿なそーですが。と、考えれば、昨今の疫病祓いには、その風習はうってつけでございます。

じつは、モリオカの実家の、お茶箱を開きましたら、
「連れて行け」
とは言いませんでしたが、なんとなくキャリーに入れたのでありました。
新聞紙人形と記しましたが、文字通り、すべて新聞紙を細かく切ったり、それを糊付けして作ったものでした。

出来栄えはともかく、
「よく残っていた…」
嬉しくなったのはホントであります。
「女体人形も作ったはずだが」
しかし、それは見つかりませんでした。

占いをしたり、人形を作ったりいたしますと、よく、
「オノさんは人間が好きですよね」
などと誤解されますです。
とんでもない、嫌いですよと、相手の思い込みの腰を折るのも面倒ですから、へへへと、愚かな笑いで胡麻化したりいたしますけれど、私メが占いをしたのは、食い詰めたからでございます。

もう人生がどーしょーもないところまで行き詰まっていまして、あとは「占い師」か「手品師」しかないのでありました。
占いを選んだのは、年老いてもボケても、なんとなく出来そうでありましたから。
なので、私メは、占い師に占ってもらった経験がございません。
勝手に占われて、
「あと十年しないと花が咲かないよ」とか言われて愕然とした思い出はございます。

生きた人間は苦手であります。(お女性は人間ではなく、女神ですから別)
部屋にこもり、人形を作っていたほうがずっと楽しいのであります。

それは、現在でも同じでありますが。
人形作りではなく、占いの研究(ギャッ!)の違いはありますが。