2022
07.20

アゲハのサナギが鳥に食われそーになっておりましたので、柚子の枝から取り外し、画像のように割りばしに移しましたです。

直後、
「ああ、お節介を焼いた…」
軽い自己嫌悪に陥りましたです。

同時に脈絡なく、『青龍逃走』という奇門遁甲の凶格が浮かんだのであります。

天盤乙奇、地盤辛儀が、「青龍逃走格」であります。
乙奇が青龍、辛儀は白虎というワケであります。
青龍は木行、白虎は金行。
そして、これに金龍という土行がございまして、その三角構成で、
「だから世の中は良くならないのさ」
と言われているのは、あまり知られてはおりませんですね。

解説しますと、金龍が油断を見せますと、青龍は、木剋土と金龍を襲いますです。
そのとき、金龍は、土生金と白虎を使うのであります。白虎は、金剋木と青龍に攻撃を仕掛けますです。
断易では、この関係を、「接続の相剋」と申しまして、青龍のダメージは倍加すると断ずるのでございます。

「青龍逃走」とは、「安定が続かない」意味であります。

おそらく、このアゲハのサナギは蝶にならず死に絶えるでありましょー。
鳥の餌にすれば、サナギも役に立つ死に方をしたでありましょー。
「間違ったことをしたのかもしれない…」
下手な事をしたばかりに、私メの心の安定は、何時間たっても微妙に揺れて揺れて、揺れが止まらないのであります。

「青龍逃走」の、安定が崩れる意味の底に、
「国は困難なほど能く生き延び、安楽なほど能く滅ぶ」
がございますです。

とすれば、現在の、ややナイーブかがった自分は、
「ヤバイ」
と察するのでございます。

いや、私メだけのことを申しているのではございません。
欧米の国と比して、ひどく未熟なサル国の未来も含んでいるのでありますです。