2025
01.26

「死んだら、この池に散骨してけで」
先日、妹に頼まれました。
どーしても嫁ぎ先の墓にだけは入りたくない。と言うのでした。
海に散骨すれば海洋汚染になるし、どーせなら鯉の餌になりたい。こういう意向のよーでございます。

んだな。
と答えましたが、「まずは死後のことより、老後でねのが、問題は」とつづけましたところ、
「お兄ちゃんは?」
「オレには老後はない。老中だ」

天文六壬課式の講義で、たいへんな時代が来ているということを冒頭に述べ、年金について語りました。
私メは国民年金でして、その額、二か月で8万円から9万円。これで暮らせと言われても無理。しかし、占いをマスターすれば、死ぬまで臨時収入を得ることが出来る。だから占いを頑張ろう! などと受講者の皆様に告げ、そこから講義に入ったのでした。

「老中だぁ? は、まだすぐ茶化すんだおん」
と妹。その横顔を見て、老いたなぁ…と口元のゆるんだ皮膚に孤独を感じたのでありました。

まだ老後に至ってはいけないのであります。
老いたとはいえ、現役をキープし、数々の秘伝をつたえる役目を負っているのであります。
死後のことなど考えてもおりません。

社会的に軽視されている占いにいつの間に命をかけております。
軽視されていよーと、いまいと、占いのなかの真実がいかに凄いかという証拠をみせたくてうずうずしておるのであります。
そーして、「もうよい、ここまでだ」と何者かの声が聞こえたら、そこから私メの老後と死後がはじまるのでございます。