2012
10.23

ついに偏屈の爺サマがダメになったようでありました。
最近、顔を見かけないと案じていたら、家は廃墟。
このような下手な絵画が放り出されていたのであります。

どこかの施設に入れられたのでありましょうか。
きっと、そこでも鼻つまみ者ではないかと、気になって仕方ないのであります。

どんな子供時代で、どのような青年期を送ったのか。恋愛は、そして仕事は、家族は何人だったのか。
そういうことを、ちと聞いてみたくもありました。

生年月日を知れば、先天八字推命を用いて、その内面に迫ることもできましたものを。

爺サマは幸せかどうだったかは知りませぬ。

ただ運命の面白さは、データでは解決できないところにございます。

才能に溢れ、努力家で、人柄もイイのに、なぜかツイていない人も多いのであります。
恋愛でも同様であります。

その人の努力は努力。
そこに運がどのように絡んでくるのかで幸運と不運に分けられるのでございます。
「幸せだからいいのよ」
という情緒では解決できないのが運命でありますです。

断易も、先天八字も、そのメカニズムは、この人間の運命にそっているのであります。
どのような人間なのか、性格は、体質は、自分と相性がいいのか。
そういうことをクリアしても、到来する運との相性が問題なのであります。

爺サマはどんな運命を経て来たのであろうか。

しばし廃墟のまえにたたずむのでありました。