2024
10.15

「どーしていつもこーなるのか?」
という意味の相談が多くなってまいりました。

方位なのか、大運なのか、それが自分の宿命なのか。

運命学の中に、「ぜったいに何が何でも成し遂げようともがいているうちは、その目的は達成されることはない」という項目がございます。
何としても宝くじを当てたいとか、次の競馬の大レースで勝って大金を得たいという願いがコレであります。
ギャンブルは是か非でも勝たなければならないという世界でありますから、運命学の原則から測れば、最初の出だしから不利な立場なのであります。
ですから容易に当たらないということになります。
万に一つ、当てたとしても、待っているのは悲惨な末路のケースが多いのでございます。

そして、その願望はじつは運命に対する我儘なのかもしれません。

人間の小さな才覚や知恵で予見する運命は、じつは本当の運命ではないこともございます。
もちろん、目標に全力を投入することは間違ってはおりません。全知全能を出して頑張らねばなりません。

しかし、だからと言って、その努力が叶うとは限らないのであります。

そんなときは自分をかえりみることが必要であります。
「運命に対する我儘をゴリ押ししているのではないか」と。

本当の運命は、まったく予期していない方向から突然のように人生をノックするものであります。

その運命のノックに乗るかどーか。
乗ってしまうと、初期の目的までいつの間にか果たされていることも多いのであります。

弁護士試験に何度も落ちている人が、友人の知り合いから誘われて、小さな会社に入り、とたんに頭角を現し、独立し、弁護士を雇うというところまで成功するよーに。

かならず連絡船は桟橋に横付けする時があるのです。