2024
10.27

運勢の判断で、自分を見るのがイチバン難しいのであります。
とくにビギナーは、自分を良く見たいという気持ちが強く、未来の幻想を待ち受ける運勢だと勘違いしがちであります。

画像は岩手県にある、とある硫黄の廃鉱であります。
かつては天上の楽園と称され、一万人以上の炭鉱夫と、その家族が住んでおりました。
東京から流行歌手がきて大ホールで歌っている画像も残っております。
その繁栄がいっきに衰退したことを誰が信じていたでしょーか。

が、硫黄の需要が失われていくことは、すこし賢い人なら数字をみれば予測できたはずであります。
それでも、「大丈夫」と宗教的な妄想が、危機的な状況を現実としてとらえられなかったのかもしれません。「ダメになっても国が救ってくれる」とか。
国はあてにはなりません。
宗教も無駄。
知り合いも自分のことで精いっぱいなのであります。友達はチャンスのキッカケにはなりますが、ピンチとなると四散いたします。

運勢が崩れるのは、崩壊が始まる五年前あたりから始まっております。

私メでいえば、それは2008年頃からでした。
収入のほとんどを原稿料と携帯電話の占いサイトでまかなっておりました。

そこに出版不況が押し寄せてまいりました。
しずかに原稿依頼が減り、あるいは依頼ページが少なくなり、連載がたてつづけに終わってしまったのです。
そのまえに父が死に、プライベートの環境が変化し、信頼していた親戚が、じつは敵だった現実に直面しておりました。
そして東日本大震災であります。
携帯電話の占いサイトの売掛金が未収となり、収入が三分の一まで減少したのであります。

もう楽観視はできませんでした。
「大丈夫」と言っていた同業者の多くが事実上の廃業となっていく様をみるのは、その二年後。

自分を占う場合には、最悪のケースを、勇気を絞りだしてチェックしなければなりません。
生年月日そして大運には、その最悪を救うヒントが隠されております。

同業者から、ヤバイ事態になりそうだという連絡を受けたので、ちとUPしてみましたです。