10.18
10月からスタートした、「断易初等科」と「断易NEXT科」が好評であります。
単純に嬉しいのであります。
たとえば断易初等科。
最初に理解に窮するところがございます。
それは納甲。納支ともいいまして、画像の卦をご覧ください。
12支が振られ、兄とか父とか官、才、孫などと脇に書かれています。
兄弟、子孫、妻財、官鬼、父母を六親と申しますが、この処理が入門者がしかめっ面をしてしまうところなのであります。
下から二つ目の、酉ー寅と書かれています。
酉が寅を化出したわけです。
酉には父と付されていますが、ところが、寅は無記入。
他は納甲表を、そのまま書き写せばイイのであります。
この寅だけが問題。どこにも書かれていない。ご自分での判断がも求められているのであります。
実際には寅には孫と付されなければなりません。
寅に孫と付すのが、受講者の作業というか、理解してほしいポイントで、この点を理解していただかないと、断易はにっちもさっちもつかなくなるのであります。
断易初等科は四回目になるでしょうか。
四回目にして、はじめて合理的な講義が出来るよーになったとホッとしておるのであります。
一回目の頃は、12支の合とか冲とか、相生とか相剋などのオーソドックスな講義をしていました。
しかしオーソドックスにやっていては初学者は混乱するばかりでありました。
画像の例ですと、化出爻の寅を「才」と間違った表記をしてしまいがちなのであります。
で、今回は、12支の関係性を後回しにすることにして、納甲の完成のための必要事項のみに絞ることにしたのであります。
また「断易NEXT科」は断易高等科まで受講した方に限定していまして、十傳スクールとしては二回目の公開でございます。
秘伝というか、断易のコツをばらまいた格好でございます。
「そこまで分かるのか?」
他の断易家にとっても垂涎の部分でありましょう、たぶん。
横からお願いされましたが、お断りした、私メにとっては宝石の如き内容なのでございます。
知ったかぶりのオタクさんたちに汚されたくございませんから。
この二科目は12月まで募集を延長することにしました。
録画がございますからね。
それはそれとして、断易の真髄は、ただ卦の読み方とか原則を越えた理解が必要なのであります。
この神髄を、「なるほど、そう見るのか!」と悟っていただくために、私メは睡眠とか栄養とかを十分に取り、ご伝授していく所存にございますです。