2024
10.02
10.02
品良く洒落た孤老の男が、お一人用のカウンターにうっぶして寝入っているのでした。
スーパーのビニール袋が切ない風情でございます。
恐ろしい風景でありました。
これは近い将来なのではないかと、私メの。
じつは、この孤老を撮影している私メも、履いていたジーンズがいやに重たく感じられ、できれば隣に並んで居眠りしたい欲求がただならなかったのであります。
はやく死んでしまわねば。
孤老はやがて迷子になり警察に保護されるでありましょう。
あるいはクルマの運転がおかしくなりバンパーなどをぼこぼこにしてしまうに違いありません。
そーして老人ホームに流刑。
ダメだダメだ。
救いはお女性でしょーか。
三人ほどのお女性に世話してもらえたら天国かも。
たとえダマされていたとしても。
孤老は目覚める気配がございませんでした。