2024
11.04

ちょっと前にUPしました、人相本の重版の、著者献本が届きましたのでお知らせいたしますです。

2014年の初版から10年経ちましたです。
あまり部数が出ることを私メは喜びませんが、今回は「まぁ、いいか」と版元に従ったのであります。

しかし、思い出しても、この一冊を仕上げるのは苦痛でした。
分量が多すぎたのであります。
1ページが三段組。しかも文字が小さめであります。

一か月半という、私メにしては原稿作成に日時を必要といたしました。

当時の編集長に、
「この本を越える人相本はありませんよ」
なんて褒められた記憶がございます。

エロ人相本に仕上げたかったのですが、そこが忸怩たる思いではございました。
でも、あらためて読みますと、色情人相である「刀巴心青(とうはしんせい)」に関しても切り込んでおりますから、これはこれでイイのだなんて満たされたのでございます。

最後には気色や血色にまで踏み込んでおります。
画相という神業の分野には至りませんでしたけれど。

右のページには「女性器」などというヤツが掲載され、これはお女性を丸裸にしないと分からない分野ではございます。

これらは昭和二十年代に、八木喜三朗という名人が、そうそうたるメンバー数人で意見交換しつつ「刀巴心青」に関したレポートを基にしております。
八木の門下には、あとになって直木賞を受賞した五味康祐がおります。

五味は時代小説をもっぱらとしておりましたが、テレビ番組ではタレントの人相を見たりしておりました。デビューしたばかりの柏原芳恵に「男に泣かれるからよほど気を付けること」などと語っていたことを憶えておりますです。

男性器についてのページも用意してございます。

と、いうことで、まだお手持ちにない方は、お買い求めいただいても後悔しない一冊であることは保証いたします。