05.06
ヘンなメールがあり、おそるおそる「あなたは誰ですか?」という意味のメールを返したら、花祭りの日に、お寺でお酒をふるまってくれた老人会のお年寄りでありました。
「タケノコをとったので差し上げたい」
とのこと。
住所を教えたら、わざわざ届けてくれたのでありました。
それでタケノコ料理。
料理っていってもタケノコを焼いただけ。
それに塩とオリーブオイルをぶっかけて食うだけであります。
激しい効き目があるようなかんじが股間を走り抜けるのでありました。
連日、食いモノのブログであいすみませんが、食いモノがたくさん出回る季節なのでありますね。
関東ではもうつつじのきせつなのでございます。
気狂いの口の中を連想させるほど真っ赤なつつじがそこかしこに咲いているのでございます。
最近、私は震災の夢を見るのであります。
セロファンにくるんだ死体をプールのように横長く掘った黒い土の穴に埋める夢を一昨晩もみました。
どの死体も死化粧をほどこされお酒に酔って上気しながら眠っているような死顔なのでした。どの死体も重さがなく、
「生きているのは魂の重さなんだね」
などと哲学的なことを喋っているのでありした。
セロファンごしにのぞくキレイな死顔は、まるでこのつつじのような極彩色でありながら、とてもしずかな美しさなのでありました。
タケノコを食っているうちに、なんとなく夢の中の死体と、夢の外のタケノコがつながっているような不思議な錯覚に堕ちるのであります。夢の死体の養分をタケノコが夢の壁を破りながら吸っているような、そんな奇妙な錯覚です。
ゆうべの夢は、郷里でとりおこなわれる従弟のお嫁さんの葬式に出ようとするのですが、新幹線に間に合わず、葬式にでることを諦めたというものでありました。
タケノコの効果なのか、朝立ちのペニスを握りしめつつ、目覚めたのでありました。