2015
09.28

今回のモリオカは、画像のヤグラの修理と、家相のチェックでありました。

なにしろ11月の家相セミナーでは奇門遁甲家相をビギナーさんにも理解できるような工夫が必要なのでございます。

老母を受講生に見立て、方位の測り方などのプレをいたしました。

このヤグラは客間の上座から庭をながめるとき、額縁になるような高さや角度を考えております。
ところが、根本が腐り、傾いてしまったので、雪が降るまでにどうしても修理が必要だったのであります。
ちなみに、画像は客間の末席、つまり身内が門に客人がいちはやく見ることのできるように考えておるのでありました。エヘン!

とは申しましても、吉の家相ではありますが、欠点というか長所というか、客が途絶える一面がありますから、客人からの眺めは最高でも、まったく役に立ちませぬ。

ここは春になったら、最初からやり直さなければなりませぬ。
笹の根を切り取らないと、どんなに切っても生えてくるからでございます。

庭も家相の一つでして、石の色とか、規制があるのでございます。二年に一度は小石を洗うことも大事なのであります。

家も庭も、独裁的であることが大吉でございます。
独裁的なエロとでも申しましょうか、
人の意見を聞いていては良い庭はできないのであります。

曲がりくねり或る場所からは力強く、そして陰があり、見えるよーで見えず、しかも立ち入ることにためらいをおぼえる、そんな庭や部屋の配置が出来れば最高でございましよう。
太陽の季節の光や、雨が降れば潜んでいた正体が仄暗くあらわれる庭、すると部屋は墨のような香りがたちこもり、風が吹くと思考回路までが逆流するはずでございます。

が、今回の予定はクリアしましたので、つづきは次回になるのであります。