2021
07.17

古着屋で、こんなTシャツを見つけましたです。
320円でございました。

仙台四郎であります。
商売繁盛の福の神。

実在の人物らしく幕末から明治のころのお方とか。
知的障害者だったと言われ、いつも満面の笑みを絶やさなかった男と言われています。
仙台四郎が立ち寄る店は、例外なくお客が満員、みるみる繁栄するのであります。

さらに彼に抱っこされた子供は健康に恵まれたそうです。

そこから、商売繁盛、家内安全、大願成就の神様として、とても重宝されているのでございます。

古着屋のTシャツコーナーで、何百枚のハンガーにつるされたシャツの中から、
「にこっ」
と現れた時は、
「おおっ!」
心で唸りましたです。声に出ていたかも。

同時に、
「ショッスー!」
60男が、このTシャツを着て、茅ヶ崎駅から東京行きの東海道線にのるオノレの姿を想像したのでありました。

また、
「商売繁盛でよろしいのか?」
御仏の声が聞こえましたです。

占いという商売は、前にも述べました通り、医者とか弁護士のように不幸をお金にいたします。
困った人の相談に乗り、お金を巻き上げるのでございます。

その商売が繁盛するというのは、世の中が不幸で満ち溢れることを意味しますです。

「イイのだ!」
と、購入したまでは良いものの、袖を通すことなく、事務所のブラインドにぶら下がったままなのでございます。

迷い込んだ福の神。
なにかにはなるはずだと信じて。

リモート講義に映り込むかもです。