2022
09.16

商売柄、家をみますと、無意識に、
「どんな家だろう」
と家相的に想像をめぐらすのであります。

家の間取りを何となく眺め、家の中心を探ったりいたします。
「けっこう考えて作っている」
と思える家は、なぜか古い屋敷が多いのです。

家の中心を、あえて外に持ってきて、吉方位だけを家の中にもってくる工夫をしているのも、多くは古い屋敷であります。

もちろん欠けや張りもながめます。
地相も重要なポイントであります。

そんなことばかりしていますと、家の声の幻聴が聞こえたりもいたします。
言葉ではなく、うめき声とか、笑い声…。いや違う。
湿った音声とか、乾いた音声と言った方が正しいかもしれません。

人間で言えば、健康な声と、病人の声みたいなものであります。

その声を頼りにすると、どこが悪くて、どこが良いのかが何となくおぼろげに分かったよーな気がいたします。
もちろん、断りもなくドアホーンを鳴らし、
「不幸ですよね、ご主人が認知症になりかけてますよね」
などと聞けませんから、その声による家相判断が正しいかどーかは裏がとれませんです。

つくづく変な商売だと、占いで生計を立てている自分が異星人みたいに思えることもあるのであります。
でも面白いから仕方ないのであります。

2024年から、奇門遁甲家相盤が八局から九局に変わります。
そういう変化を見据えながらの家相判断となりまから、ますます興味深いのでございますです。