2024
08.20

私メのオノ家の役割は、叔父叔母の死を確認することであります。
亡父の弟姉妹は8人。
現在、3人の叔母が生存しています。
八墓を確認するには、あと少しであります。

死んだ祖母は私メにこう語ったことでありました。
「バカばかり産んでしまったおんやー。オメには苦労をかけるがなにとぞ、なにとぞお願いする」と。

亡父もまた、「一筋縄ではいかない妹たちだから、心してかかれ」と言い残したのでありました。
残された3人の叔母に接する時、顔半分は笑顔、あとの半分は冷酷を意識して作るよーにしております。
この夏、3人のうちの一人が、施設に遠流されることになり、
「それはタイヘンだぁ」と顔半分を慈悲の表情に作したのでありました。

さて、もう一つ、私メに託された仕事は、画像の貸家でございます。
築55年は経過した貸家は、やっと空き家に。

36年間も居続けた方々に退去するには根気が入りました。
「引っ越しするお金がない」
3LDKで、クルマを4台も駐車して月3万でございます。老母が、家が老朽化しているので2万円を値引きしていたのであります。
その老母が、ボケだしたのをいいことに、家賃滞納6カ月。それまでは大家と店子みたいに家賃を支払いに来ていたのであります。
なので急いで不動産管理にしたのが2年前。同時に今年の7月には出て行ってほしい旨のお願いを打診していたのであります。

この貸家をリノベーションしなくてはなりません。

それと墓。

オノ家の墓は亡父が佼成会にダマされて建立したのは明白。

私メの仕事は、なかなか終わらないのであります。