2021
01.16

今年も、受験生の合格依頼の鑑定が多いのであります。

奇門遁甲の、
「賢くなる方位、天盤丁奇」
を使うべきなのか、
「丙奇か、いややはり乙奇がイイか」
の判断に、けっこうな時間と労力を費やすのであります。

奇門遁甲だけでなく、四柱推命、断易も同じ濃度で検討することになり、志望校が一つではないことに、これまた脳みそがヒートする鑑定になるのでございます。

本日は、現役受験生の共通テスト。
ご伝授したいくつかのポイントを忘れてはいないだろうかと、
「こいつは、ここ一番でコケ癖があるぞ」
と判断したお方のお母さんにメールで確認したりするのでありました。

なので、朝からヘトヘトになってしまいました。
これから十傳スクールの講義があるというのに。

で、画像に、勝利の女神をUPした次第でございます。

現役、浪人を含めて、鑑定したお方の合格率は九割。
割合でいえば高水準ではございますが、のこる一割の方々は、
「さっぱりダメだったではないか」
の不満を抱くことになり、それは鑑定の失敗だったのか…、それとも運命か、いやいや受験生の油断かと毎年、命式を眺めつつ忸怩たる思いに支配されるのでございます。

もう一つ、特効薬的な方位を使わせるケースがございます。
「これが最後だから」
浪人生活が長いお方や、レベルがちと高すぎるのではという学校を目指している方に、
「ええい!」
劇薬の方位であります。

「受かりました、奇跡です!」
皆様は口をそろえて喜ぶのでありますけれど、そのあとのフォローを忘れることが大部分。

劇薬の方位は、合格したあとに、強い副作用が襲いかかります。
事故、喧嘩、ノイローゼ、せっかく入学したのに学校に嫌気がさして中退というケース。
そーいう結末に陥らないよーに、劇薬の方位を中和させることで、合格あとの生活を安定させる方位を使わなければなりません。

こちらも商売ですから、劇薬の方位を用いてもらったお方には、
「合格あとに来てください。中和する方法を用いなければいけませんから」
と仕上げの鑑定を別にお勧めするのであります。
が、だいたいご来所してくださるお方は合格したなかの四割弱。

こちらから「鑑定にいらっしゃい」とまで連絡するほどの思いやりというか図々しさは持っていないので、そのままほったらかし。
そして5月、6月にトラブルが発生したあとに、
「大変なことが…」
の鑑定の依頼があるのであります。

でも、まぁ、それはそれ。

講義中に、「いい点数を取ってくれよ」と祈るばかりなのであります。