2023
06.06
06.06
べつに廃屋だけを調べているのではないのですが、ついつい廃屋を撮影してしまうのは、私メの趣味なのだと思います。
いろいろな思い出が染み込んでいる家が、やがて取り壊される無残さが、むしろ美しく感じてしまう私メのサガなのであります。
何もないところに家が建ち、幾人もの人たちがそこに移り住み、楽しいことも残念なことも、家は包んでいて、それが時代に合わなくなって、取り壊されて、ふたたび無に帰していく。そして、そこに新しい建物が建つという繰り返しは、昔から繰り返されてきたのでありましょー。
十傳スクールの奇門遁甲家相も2回目を終え、そろそろ後半の6回目からの理気という家相盤の講義の準備をしなければなりません。
ざっと目を通しました。
「家相盤の作成方法に触れなければならない」
ことに気づきました。
9局の家相盤の早見表は、受講者の皆様にお配りするのですが、
「きっと迷ってしまうに違いない」
占いは、それだけでも仮定の上に成り立っている不安定な分野であります。
ちょっとした疑いを生じてしまうと、そこで信じられなくなるのが占いであります。
家相盤を見て、はたと、その不安が心をよぎりました。
門向と玄関の向きから、それを早見盤として手数をかけずに家相を調べるのですが、この早見盤の作成の過程を省略してしまうと、
「きっと迷いが出る」
そのよーに感じたのでございます。
天地盤、九星、八門、九宮、八神をどういう方法で出すのか。
七面倒ではありますが、丁寧に講義する必要性に、あらためて気づいた次第であります。
そーいえば、新版の奇門遁甲でも、作盤についてはあまり触れていなかったのであります。
例外盤の出し方は、この作盤を知らないと出来ないのであります。
まとめて特別講義をしなくちゃなぁ、ボケる前に。