2011
09.08

あまりに良い天気でしたから、最低限の仕事だけして、あとはイヌのお相手をしておりました。

イヌはイヌで、人間の相手をしているつもりだったかもしれません。

ロメオは最近、このような脚をしてポーズをつけるのであります。二歳になり、知恵もしっかりついたようで、私メの行動の先回りをして待っていることがあるのであります。

さて、占いのお客様には…というか私メの知り合いには、人間と上手く付き合えない人が多いのであります。
私だとて、人と付き合うのは苦手であります。

「うそっ!」
なんて指差して否定されたりいたしますが、お女性と付き合うのは楽なんですけどね、というと
「じゃあ、私たちは人間以下ということ?」
と詰め寄られます。

まさか、そうは言ってはいないのですが、じゃあどーなの、と腕を組まれると、私としても意地になりまして、
「はい、服を着ているときは人間以下。裸になれば人間をはるかに超えた女神さま。
これでどーでありましょうか」
と口をへの字にしてしまうのであります。

話が逸れましたが、人間と上手に付き合えないから、イヌなどのペットと付き合っているらしいのであります。そういう時間が幸せらしいのであります。

が、コレには無理があるような気がいたします。

イヌはイヌなのであります。
多少は淋しさは紛らわせても、人間の代わりなどはできませぬ。

イヌに人格を求めるから、シツケなどが甘くなり、ダメイヌにしてしまうわけであります。

そうです。イヌには人格はないのでございますです。

淋しいからイヌと付き合うのではなく、イヌが好きだからイヌと付き合うようにしないと、イヌも人間もダメになってしまうのであります。

イヌは餌を求めて飼い主と戯れ、人間はお金を求めて人と付き合うというのは、言い過ぎかもしれませんが、ひとつの真理であるのであります。

イヌは人間の友達ではありますが、平等ではございません。
ここを間違うと、ちと面倒なことになるのであります。