2022
01.19

ずっと、「積極的になりなさい」という教育を受けてまいりましたです。
「積極的にならないと、何事も成功しないと」
占いを学ぶまで、自分でもそのよーに思ってまいりました。
そして、いまでも成功の条件のように、当たり前のよーに言われておりますです。

が、必ずしも積極的なお方だけが、お金儲けが上手いとも限りません。その逆のケースもあるし、消極的なお方だってたくさん儲けているケースだって、世の中には実例が沢山ございます。

「女の子に対してだけ積極的ではないか」
亡父にずいぶんと叱られましたが、でも、それほど、いや、むしろ、「奥手ではないか」と自分でそう思っているだけかもしれませんが、私メとしては、とても消極的な男だと自覚しております。
だってですね。市役所に電話などをかけることは声が震えそーで、到底できませんし、ネットでの買い物も、スタッフに代わりに買ってもらっているのが実情なのであります。十傳スクールで講義をいまでこそしていますけれど、最初は上がってタイヘンでありました。今だって講義開始の15分前は、息が詰まって苦しくなるのであります。

前置きが長くなりましたが、積極的な性格でも、消極的な性格でも、「いまがチャンスだ」の、その瞬間に、どのような行動をするかに成功の可否がかかってくるのであります。

奇門遁甲という方位術で、たとえば、恋愛を求める場合、いくつかの効果の出る方位がございますが、その方位を使っていれば、突如として運命の出会いが起きることは、まずありません。
方位に即した行動をとることで、はじめて恋が芽生えるのであります。

具体的に申します。
恋を誕生させる方位として、天盤戊儀の吉方位を使った場合で八門が「休門」だったときと、天盤壬儀の吉方位を使った場合で、八門が「休門」だったときとでは、同じ「休門」でも、アプローチする方法はまったく異なるのであります。

天盤戊儀での休門であれば、「男たちはみんなキミのことを見ているよ」などと甘い囁きを用いなければなりません。口先だけで効果が出るのであります。
では、天盤壬儀での休門ならばどうか。スポーツやイベントに出かけることが求められます。会場で、そのファンの誰かと、気づいたらいっしょに歓声をあげて応援して、それが恋に着水することに連動するのであります。
水晶の六面体のどこに光を当てるか、そんなイメージでしょーか。

これが奇門遁甲で知っておかなければならない「行動基準」でございます。

闇雲に吉方位を用いても、「団子をもらいました!。飛鳥跌穴ってスゴイ!」とか「電車で理想の男と目が合いました」などの的外れなことに一喜一憂する結末を迎えるだけなのであります。
ましてや恋愛を求めて「青龍返首」を使うなど、むしろ敬遠されるだけかもしれません。

奇門遁甲実践科(中等科)は、ここら辺から崩していかないとなぁ、と考えたりしているのであります。