2021
05.07

地べたに黒アゲハが羽根を伸ばしておりました。
「まだ気づかぬのか」
そー示唆しているよーに思えたのは、このごろ死んだ祖母の夢を頻繁に見るからであります。

冬あたりから親族内のトラブルがあり、祖母の実家の一族が絡んでいたからでございます。

突然に墓を変えてしまい、彼岸には墓参りが出来なかったことは、以前のブログでUPしております。
つまり、祖母の親とかそういう故人たちとのつながりが閉ざされたわけであります。

それが、祖母が夢枕に幾度となく立った原因と考えれば、この黒アゲハは、オノ家を変えてしまえというお告げなのかもしれないと考えたのであります。

オノ家はなんでも橘氏のながれをくんでいるとか。
おそらく京都から来た公家にもてあそばれて騙された村娘のながれでありましょう。

とはいえ、家紋は「揚羽蝶」なのであります。

いつかの時点で橘氏からオノに姓を移したことは明らかで、揚羽蝶を家紋にしたのは、橘の葉に卵を産み付け。橘の葉を食ってしまえという意味が絡まっている怨念を感じたりいたします。

ならば、揚羽蝶をパクッと喰ってしまう「トカゲ」の家紋はどーかと。

日本人も中国人も朝鮮人も米国人もモリオカの奴らも忌々しいのですが、オノ家がもっとも忌々しいのでございます。
再生という意味もあり、トカゲは「易」に通じているのでありますし。

いちじは蝶という蝶をのこらず一網打尽に巣にひっかけてしまう蜘蛛も悪くないと考えたこともありましたが、
「トカゲだな、やっぱり」
三日月にトカゲも悪くないぞ。

またぞろ叔母たちが押しかけてひと騒動がもちあがるかもしれませぬが、
「亡き祖母の意志だ」
これで対処できそうであります。

なにしろ、オノ家ときたら、マイクロバス三台に分乗し総勢30人ほどで、恐山のイタコに出向き、先祖の霊声を聞きに行ったことのあるほどの迷信好き。

黒アゲハは、しばらく地べたで休んでおりましたが、ハハハっと笑うよーに5月の空に吸い込まれていったのであります。