2021
05.16
05.16
冷蔵庫の奥底に、2018年で賞味期限が切れていた、タケノコの炊き込みご飯の元が眠っていたのでありました。
昨年の夏から知っておりました。
「いまでなくてイイだろう」
繰延しておりましたが、昨日、
「何も食いたくない」
これといった食指のわく食い物が見当たらず、どーれという感じで冷蔵庫から取り出したのであります。
電気炊飯器はございません。
白米は頂いたものがございます。
鍋で強火で沸騰させ、それから弱火で9分。蒸らすこと15分。
飯盒炊飯を彷彿させるのでありました。
大成功でありました。
食欲はないはずでしたがお代わり三膳。
「2018年かぁ」
賞味期限のその年は、2021年のいまとなっては、いかなる世の中だったのか思い出すことも難しいのであります。
マスク姿はほとんどなく、街は深夜まで賑わっておりました。
ちょうど、
「あと二年で五輪だな」
でしたから、モリオカの別宅の建設を始めたころではなかったかと。
私メは、もう当初から五輪には大反対。
理屈ではございません。
コロナ禍だから反対ではなく、とにかく国などが推し進めるものには無条件で大反対なのであります。
今夏、モリオカではさんさ踊りを開催するとか。
それも、もう30年前から大反対であります。理由は前に同じ。
賞味期限でも、まだ男の端くれ。
賞味期限切れのタケノコの炊き込みご飯を喰っているうちに、ムズムズしたものが臍下に蘇ってきたのでございました。