05.19
そこで、ちょうど「日帰り温泉」の看板を目にしたので、
「おお、神よ!」
立ち寄ったところ、画像の張り紙が。
中国人か…?
反射的に疑いましたが、
「いやいや、日本人でアロー」
新型肺炎を機に、日本人の醜さが露呈しているひとつの現れなのであります。
さらに数年前のオノ家の恥さらしをも思い出したのでございました。
モリオカ市内の高級ホテルで回忌の付け法事をした時のこと、すべてを終えて帰宅いたしましたら、一本の電話が、そのホテルからかかってきたのであります。
「食器がいくつか足りないのですが…」
よく聞きましたら、銀のナイフとフォーク、そして灰皿がいくつか足りないとのこと。
一瞬、意味が分かりませんでしたが、後ろで妹が、「オバさんたちだ、目撃したおん」と肩をつついたので納得いたしました。
以後、ブラックリストに載ったらしく、そのホテルを使うことがありましたが、使い捨ての割り箸を出されるよーになったのであります。
数年前、韓国人が、日本製品を排除する運動があったとき、サイトなどで「民度が低い」と韓国人を揶揄しておりましたけれど、
「これではどっこと、どっこいだ」
なのでございます。
便意を解消したのち、せっかくだからと浴室に入りましたら、またこの張り紙。
施設側も手を焼いているのでありましょー。
震災の折、食料などの買い占めに長蛇の列をなした老人たちを思い出しましたです。
ワクチン接種で、我先にと申し込み、受付が大混乱したことを考えましても、
「醜い…」
のひと言に尽きるのであります。
風呂に入るのをやめ、クルマの中でボンヤリしておりました。
すると草むらに小さな花が咲きながら森の奥へといろどりを与えておるのに気づきました。
五輪もいらない。世界遺産の登録もいらない。万博も不要だ。
エコノミックアニマルだとかつて世界中から日本人が嫌われたことがありましたが、本質は何も変わってはいない。
その、あまりの醜さに、米国は「猿の惑星」という映画を製作いたしました。
ところが、日本人はこぞって称賛し、映画館は長蛇の列。
浮世絵も海外から値がつけられたとたんに、
「日本文化だ」
襖をはがして、下張りにしていた浮世絵を「何万円かな」とお金、お金、お金と、目の色を変えたのであります。
いやはや、イヤなモノを見てしまった一日でございました。